〜動体視力トレーニング〜

1.DVA動体視力

DVA(Dynamic Visual Acuity)動体視力とは、横方向に移動する動きを識別する動体視力です。 DVA動体視力に関しては、静止視力を高めても、上達しません。 眼球運動を伴った視機能ですので、目を速く動かす動体視力の強化が必要になります。 自分の目の前を横切る動きさえ再現できればよいのですから、パソコンの画面上でも視力訓練できます。 また、電車に乗ったときに、横切る看板の文字を読み取ることも有効です。

DVA動体視力トレーニング(数字)
DVA動体視力トレーニング(アルファベット)

2.KVA動体視力(数字)

KVA(Kinetic Visual Acuity)動体視力は、遠くから手前に向かって自分の目の前に近づいてくるものを見極める能力です。 車を運転する時に、この動体視力が優れていれば標識を認識しやすくなります。 一般に静止視力の経年変化は15〜20歳をピークに以後ゆるやかに低下するのに対し、KVAの経年変化は、40歳代後半までは静止視力と同様に徐々に低下します。 それ以降は急なカーブを描いて低下すると言われています。

KVA動体視力トレーニング

3.瞬間視

瞬間視とは、瞬間的に情報を得る視覚能力です。 瞬間視は目の能力というより脳の処理能力で、瞬間視をきたえると、一瞬で把握できる情報量が増えます。

瞬間視トレーニング(数字)
瞬間視トレーニング(複数桁、数字)

4.跳躍視

跳躍視は、視点を素早く切り替えて、周囲の状況を素早くとらえる視覚能力です。 跳躍性眼球運動ともいわれ、これを鍛えることによって、視点の切り替えを高速化することができます。

跳躍視トレーニング

5.周辺視

人間の目には、解像度が高く、ものがくっきりと見える中心視野とその周りのなんとなくぼやっと見える周辺視野があります。 読書など活字を読む際に、1度に読み取れる文字の量が増えるため速読力が高まります。 また、広範囲にものが見えるようになると、車の運転やスポーツなどでも早く正確な判断力が身に付き、結果的に安全運転を可能とし、競技能力も向上します。 さらに、人間の視野は年齢とともに狭くなるため、視野の広さを維持するために意識的にトレーニングを行うことは大切です。 周辺視野が衰えると、歩行中ものにつまずいたり、人にぶつかり易いといったことも起こります。

周辺視&瞬間視トレーニング(数字順にクリック)
周辺視&瞬間視トレーニング(単種類、単色)

【リンク】

肥満度、基礎代謝量計算
消費カロリー計算
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